中絶薬

※日本では使用できません。

諸外国では、一般的に妊娠7週までの初期妊娠で使用する中絶薬が存在します。

1988年にフランスで承認されて以降、イギリス、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ギリシャ、オランダ、ノルウェー、スイス、スペイン、オーストリア、イスラエル、南アフリカ、チュニジア、ウクライナ、ロシア、アメリカ、中国、台湾、ベトナム、シンガポールなど60か国以上で使用されていますが、残念ながら日本での使用の許可は下りていません。

中絶薬は、まず妊娠維持に必要なプロゲステロンをブロックする薬を使用し、この2~3日後に子宮収縮作用を有する薬を使用して、子宮内容物を排出させるという方法で、約95%の確率で中絶できると言われていますが、完全に排出できなかった場合には外科的な治療(中絶手術)が必要となることもあります。

副作用としては腹痛、出血、吐き気、発熱、悪寒、頭痛、下痢、めまい、感染などがあります。特に、大量出血が認められた場合は、手術が追加で必要となることがあります。

中絶薬を使用できない方は、子宮外妊娠、副腎に問題がある方、使用薬剤のアレルギーを持っている方、長期的にコルチコステロイドの治療を受けている方、出血しやすい方、抗凝固剤を使用している方、内服遺伝性のポルフィリン症、子宮内避妊具を挿入されている方になります。

不適切な使用により命にかかわることもあるため、自己判断での使用は絶対に行ってはいけませんが、多くの研究報告によって中絶薬による中絶方法が安全で有効であると報告されており、世界の多くの国で使用されています。同じ女性の立場から、身体的・精神的負担が少ない中絶薬が今後日本で承認されることを願っています。

実際にWHO(世界保健機構)は、妊娠初期には中絶薬の使用を推奨しており、外科的中絶を使用する必要がある場合は、真空吸引法(電動真空吸引EVAまたは手動真空吸引MVA)を推奨しています。当院ではEVA、MVAどちらの選択も可能です。

豊富な知識と多くの症例数を経験しているからこそ適切なアドバイスやご相談にのれることが多いと思います。無料術前相談(SMSにて要予約)も承っています。一人で悩まないで是非ご相談ください。