自費のピル
お知らせ
- 「アンジュ」はリスクがない方は、最大12シート(1年分)処方できます。
料金表
自費ピル | |
---|---|
ファボワール | 2,500円 |
アンジュ | 2,500円 |
※全てのお会計にクレジットカード、交通系電子マネーご利用頂けます。
「VISA / mastercard / JCB / AMEX / Diners / DISCOVER / Suica / PASMO / WAON / nanaco」
ピルの処方について
初診からオンライン診療でピルの処方が可能です。来院の必要なくご自宅でお薬を受け取れます。
リスクがなければ処方にあたり検査はありません。
※ページ下の「当院でピルを処方できない方」・「40歳以上の方」をご確認の上、ご予約ください。
自費のピルとは
ピルは卵胞ホルモン、黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが含まれた薬で、排卵を抑える作用と子宮頚管粘液や子宮内膜に作用して避妊効果を発揮します。以前よく利用されていた中用量ピルに比べてホルモン量が少ない為、血栓や吐き気などの副作用が少なく、安心して使い続けられる様に工夫されています。基本的な飲み方としては1日1錠ずつ飲み続け、一定期間の休薬をはさみます。
避妊の効果
コンドームを理想的に使用した場合の妊娠率は2%ですが、低用量ピルの場合は0.3%です。これは、不妊手術や子宮内避妊具に匹敵する程の数字です。
服効用
ピルのメリットは避妊以外にもあります。
- 生理痛が軽くなる
- 生理の量が減少できる
- 生理前の体調不良の改善(PMSの改善)
- 各婦人科疾患のリスク減少(卵巣がん・子宮体がん・子宮内膜症)
- 大人ニキビにも効果的
副作用
飲みはじめによくある症状
不正出血(12%)嘔気(7%)、体重増加(5%)、乳房の張り(4%)、頭痛(4%)など
通常は3か月以内に消失します。
命にかかわる重大な副作用
血栓症(血の塊ができて血管を詰まらせる病気) :ピルを飲んでいない人よりもリスクが高くなります
成人の女性 | 1~5人/10,000人 |
---|---|
低用量ピル服用の女性 | 3~9人/10,000人 |
妊娠中の女性 | 5~20人/10,000人 |
分娩〜分娩後12週の女性 | 40~65人/10,000人 |
ピルの服用者に限って特別に血栓症のリスクが高いという事ではなく、妊産婦と比較してみても血栓症のリスクは様々な要因で高くなる事があります。こうしたリスクについて、当クリニックではわかりやすく、しっかりお伝えしています。
万が一、以下の症状が出た時は内服をやめてすぐに医療機関を受診してください。
A | Abdominal pain (激しい腹痛) |
---|---|
C | Chest pain(激しい胸痛、息苦しい、押しつぶされるような痛み) |
H | Headache(激しい頭痛) |
E | Eye / speech problems(見えにくい所がある、視野が狭い、舌のもつれ、失神、けいれん、意識障害) |
S | Severe leg pain(ふくらはぎの痛み・むくみ、握ると痛い、赤くなっている) |
ピルとがんについて
発症リスクが上昇する可能性のあるもの
- 子宮頚がん
ピルの種類によって発症リスクが上昇する可能性のあるもの
- 乳がん
発症リスクが減少するもの
- 子宮体がん
- 卵巣がん
- 大腸がん
20歳〜39歳までのがん患者の約80%は女性で、子宮頚がんや乳がんの罹患率が高いと言われています。
ピルを内服することによって子宮頚がんのリスクがわずかに上昇する可能性があると言われていますが、子宮頚がんは、セックスで感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因と言われているためピル内服の有無にかかわらず発症する可能性があります。子宮頚がんの発症を減らすためには、何よりもコンドームの使用、禁煙、定期的な子宮頚がん検診をすることが大切になります。
乳がんについてもリスクがわずかに上昇する可能性があると言われていますが、内服するホルモン量に影響するためご心配な方は用量の少ない保険のピル(ジェミーナ・ヤーズフレックス)をお勧めします。乳がんも子宮頚がん同様、ピルの内服にかかわらず若年者に多いがんであるため年1回のマンモグラフィーと乳腺エコーを併用した乳がん検診が大切です。
当院でピルを処方できない方
- 35歳以上の喫煙者
- 高血圧
- 心臓病、不整脈
- 前兆のある片頭痛
- 乳腺疾患
- 糖尿病
- 肝臓疾患
- 授乳中
- 血栓症
40歳以上の方
処方前に1年以内の子宮頚がん検査、経腟超音波検査、乳がん検査、採血検査の結果を提示していただいてからの処方となります。
よくある質問
-
他院で頭痛があるからピルが飲めないと言われました。なぜですか?
頭痛の種類によって飲める場合と飲めない場合があります。
ピルを内服するにあたって注意が必要なのは片頭痛を持っている場合です。
なぜかと言うと脳卒中のリスクを上昇させるからです。
脳卒中になると半身不随など重篤な後遺症や場合によって命にかかわることがあるためピルの処方を見合わせることがあります。
片頭痛でも前兆を伴わない場合は慎重に経過を見ながら処方できることがあるのでまずは医師の診察を受けて下さい。
もちろん当院でもピルの処方ができないこともありますが、それに代わるどのような治療があるかご提案させていただきます。
患者様のすべての訴えに効果的な治療法が提案できないこともありますが、当院としては安全にできる限りのご相談にのりたいと考えております。 -
高血圧でピルは要注意と言われました。どうしたらいいですか?
脳卒中や心筋梗塞のリスクを上昇させるため、まずは高血圧の治療を優先する必要があります。
そしてピル以外の方法で対応可能な場合もあるため、医師と相談することをお勧めいたします。 -
タバコを吸っていてピルが飲めないと言われました。なぜですか?
血栓症のリスクが高くなるので、どうしてもピルを希望される場合はまずは禁煙をしましょう。
どうしてもタバコがやめられない場合は、ピル以外の方法を可能な限りご提案させていただきます。