更年期・更年期障害

  • 更年期・更年期障害

更年期っていつ?更年期障害って何?

閉経前の5年間、閉経後の5年間を併せた10年間を「更年期」といいます。日本人の閉経年齢は平均50歳なので、一般的には45歳~55歳ぐらいの年齢に相当します。この時期、卵巣機能が低下しエストロゲンという女性ホルモンの量が減ってきます。そこへ、社会的、環境的、個人的な要因が複雑に関連して、他に特に原因となる病気がないのに、ほてり、動悸、イライラ、不眠、関節痛などの多彩な症状を示すことがあり、これを「更年期症状」といい、この症状によって日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」といいます。

更年期障害になんでなるの?ならない人もいるの?

更年期症状の主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)が変動しながら低下していくことですが、その上に加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関与することで発症すると考えられています。通常、性成熟期の女性のからだでは、脳の視床下部から下垂体に向けて女性ホルモン分泌を促す指令が出て、下垂体がLH(黄体化ホルモン)、FSH(卵巣刺激ホルモン)というホルモン分泌をし、それが卵巣に作用して女性ホルモンを分泌しています。しかし、卵巣機能が低下してくると指令が出ていてもエストロゲンの分泌が低下してしまいます。すると、これらのホルモン(LH、FSH)が更に増え、エストロゲンをなんとか分泌させようとします。それにより視床下部は機能亢進状態となり、視床下部の自律神経中枢へも影響し、更年期症状の原因となると言われています。

一方、更年期症状を自覚する方は7~8割とも言われているので、現状約600万人の方が何らかの症状を自覚していることになります。平成29年厚生労働省患者調査によれば、更年期障害を含む閉経周囲期障害の推計外来患者数は約1万7900人、総患者数は14万5000人とのことで、ここ10年は増加傾向です。

更年期障害の症状は?

更年期の症状は多彩ですが、大きく以下の三つに分けられます。
①血管運動神経症状:のぼせ、発汗、動悸、手足の冷え、など
②精神神経症状:イライラ、気分がしずむ、不眠、など
③その他の症状:肩こり、疲れやすさ、頭痛、腰痛、皮膚のかゆみ、めまい、膣乾燥感、関節痛など
この症状の有無、程度の差を指標にして点数化し、治療の補助にすることがあります。

更年期からその後にかけて起こるホルモンや体の変化にはどんなものがあるの?

40代よりエストロゲンという女性ホルモンの減少が開始し、それに伴い月経異常が見られます。月経周期が短くなってきたり、排卵を伴わない出血などが起きたりすることがあります。その後月経周期が延長するといった月経周期の変化はよく認められる症状です。順調だった月経のタイミングがずれたり、排卵のない出血のため月経が長引いたり、不正出血のように少量で済んでしまうこともあります。

減少したエストロゲンを補うために、卵巣はエストロゲンを増量するように脳へと指令を出す催促をします。そのため、エストロゲンの放出を促す卵胞刺激ホルモン(FSH)は増加し、また、続いてLH(黄体化ホルモン)も増加します。

女性ホルモンである、エストロゲンには以下のような作用があります。

  • 女性生殖器に対する作用:子宮内膜の増殖・肥厚、頚管粘液の分泌亢進、子宮筋の発育・増大、膣上皮の角化を促し、乳管を発達させ女性らしい丸みを帯びた体形に導く作用など
  • 脂質代謝作用:LDLコレステロール(悪玉)を低下させ、HDLコレステロール(善玉)を上昇させる作用
  • 骨量の維持作用:骨は骨吸収(古い骨の破壊)と骨形成を繰り返しています。このバランスを保つ作用がエストロゲンにあります
  • 血液凝固作用:動脈硬化を防ぎ、凝固能を亢進させ、血管を拡張させます
  • 皮膚に対する作用:コラーゲンの合成促進作用、皮脂腺の分泌抑制

すなわち、エストロゲンの低下と更年期以後に増加してくる疾患や状態(骨粗鬆症、動脈硬化、虚血性心疾患、脂質異常症、生殖器の萎縮、膣の不快症状、しわなど)は関連しています。

更年期の治療目標として、一つには多彩な不快症状の改善があり、一つには骨粗鬆症や生活習慣病などの有害事象のリスクを下げる効果があげられます。

私は更年期障害でしょうか?

更年期の診断で大切なのが、「他に症状の原因になる病気がない」という部分です。特に、うつ病や甲状腺疾患は類似の病態が多いので、診断の際には注意が必要です。

例えば、頭痛があるからといって更年期障害と診断されるわけではなく、頭痛がいつから生じたか、どんな場合に生じるか、頭痛の性質などを確認して専門科での検査の結果特に何も病気がないと判断した場合に、除外診断として更年期障害と推定されます。脳に病変があった場合、頭痛の原因はその病変だからです。

もう一つのポイントは、その症状で日常生活に支障があると感じていることです。つまり、更年期特有の時期に、その原因となりそうなほかの病気がない状態で、上記のような多彩な症状が強く困っている場合に診断となります。ホルモンの採血については診断の補助にはなりますが、必ずしも必要な検査ではありませんので、お勧めする場合としない場合があります。頭痛やめまいなら脳神経外科(もしくはめまいなら耳鼻科)、動悸なら循環器内科、精神症状が強い場合には心療内科や精神科、疲れやすさなら内科(総合内科や甲状腺内科)、消化管症状なら消化器内科、肩こりや腰痛、手足の痛みなら整形外科といった具合に症状に合わせて一度ご相談され、原因となる病気が見つからなかった後に婦人科で診察・治療することをお勧めします。

さて、最終的に更年期障害であると診断された場合ですが、その程度や治療効果をはかる指標があります(注:更年期障害の診断を行う基準ではなく、症状の大小を数値化して変化を捉えるためのものです)。複数の評価法がありますが、日本では1990年頃、小山らによってSMI(簡略更年期指数)が開発されました。これは設問が10項目で簡便な方法です。更に2001年、日本産科婦人科学会生殖内分泌委員会では、特に外来受診時のスクリーニングに有用で網羅的に症状を確認できる指標となる、日本人女性の更年期症状評価表が作成されました。

簡略更年期指数(SMI)

顔がほてる 10 6 3 0
汗をかきやすい 10 6 3 0
腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0
息切れ、動悸がする 12 8 4 0
寝つきが悪い、または眠りが浅い 14 9 5 0
怒りやすく、すぐイライラする 12 8 4 0
くよくよしたり、憂うつになる 7 5 3 0
頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 5 3 0
疲れやすい 7 4 2 0
肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0
合計点
強:症状が強く、日常生活に支障をきたす
中:症状がある程度あり、生活するうえで気になるときもある
弱:症状が時々ある
無:症状が全くない
当てはまる症状の数字を全て足して下さい。

0~25点 異常なし
26~50点 食事、運動に気を付け、注意をしましょう
51~65点 更年期・閉経外来を受診しましょう
66~80点 長期間にわたる計画的な治療が必要です
81~100点 各科の精密検査にもとづいた長期の計画的な治療が必要
ただし、点数が高くなくても症状が強い場合などはご受診をお勧めします。

日本人女性の更年期症状評価表

症状 程度が強い 弱い 無い
顔や上半身がほてる(熱くなる)
汗をかきやすい
夜なかなか寝付かれない
夜眠っても目をさましやすい
興奮しやすく、イライラすることが多い
いつも不安感がある
ささいなことが気になる
くよくよし、ゆううつなことが多い
無気力で、疲れやすい
眼が疲れる
ものごとが覚えにくかったり、物忘れが多い
めまいがある
胸がどきどきする
胸がしめつけられる
頭が重かったり、頭痛がよくする
肩や首がこる
背中や腰が痛む
手足の節々(関節)の痛みがある
腰や手足が冷える
手足(指)が冷える
手足(指)がしびれる
最近音に敏感である

更年期障害だと治療の選択肢はどんなものがあるの?

いくつか治療法があり、組み合わせながら不調の時期を乗り越える治療をしていきます。

ホルモン補充療法(HRT)

ほてりなどの血管運動神経症状が中心になる場合などに効果的です。それ以外にも、不眠、膣乾燥感、記憶力低下、頻尿、精神的症状、睡眠障害、関節痛、四肢痛改善などにも効果があります。また、骨粗鬆症にも効果的であるため、骨密度低下の方、骨折リスクの高い方にも有用です。更年期の抑うつ気分や抑うつ症状には効果がありますが、更年期のうつ病への効果は確認されていません。ホルモン剤使用自体にリスクはありますが、使用法によっては最大限にリスクの管理ができます。ホルモン治療は更年期障害治療の中心になってきます。

漢方薬

リスクがありホルモン療法を使用できない方の選択肢にもなる治療法です。漢方薬が適合していれば、更年期特有の多彩な症状に対し著効する場合が十分にあります。

抗不安薬・抗うつ薬・催眠鎮静薬

精神神経症状の強い場合には、HRTのみでは改善しないケースも多いため、抗不安薬や抗うつ薬を使用しての治療が必要な場合もあります。HRTを併用することもありますが、閉経後年数が長く、卵巣機能が完全に減衰した方へはHRTは無効であると考えられています。精神科疾患と更年期障害の鑑別診断は難しい場合もあります。

心理療法・カウンセリング

精神神経用剤を用いた薬物療法と一体となって治療することが多く、更年期障害の場合一定の効果が認められます。心理療法の一種である認知行動療法によって血管運動神経症状も改善することが示されています。これは、更年期障害の発症に心理社会的要因が関わっていることが一因と思われます。

サプリメント・スイッチOTC

エクオール含有食品(エクエルなど)

大豆イソフラボンが腸内細菌によって代謝されることによって形成されるのがエクオールです。しかし、50%ほどの割合でエクオールを産生できない人がいます。それを食品という形で摂取できるようにしたのがエクオール製剤です。インターネット、薬局やクリニックの売店などで購入が可能です。女性ホルモンに似た働きをする「エストロゲン様作用」を持つ物質ですが、エストロゲンとは異なるので、エストロゲンの使用を禁止されている方にも使用が可能です。それだけでなく、エストロゲンが過剰な時にその作用を抑える「抗エストロゲン作用」、男性ホルモンであるアンドロゲンの働きを抑える「抗アンドロゲン作用」、体をさびさせない「抗酸化作用」があることがわかっており、臨床試験では、ホットフラッシュの回数減、首こりや肩こりの程度、肌のシワへの効果(目じりのしわの面積の広がり抑制)、骨密度の減少を抑制する効果、悪玉コレステロールを減少する効果、糖代謝改善(HbA1cの低下)、血管機能改善(動脈硬化指数の低下)が認められています。一か月の料金は4000円台です。

命の母

生薬とビタミンから成るサプリメントです。女性ホルモン調整作用のある成分(当帰、芍薬、センキュウ)、胃腸機能を整え、不足しがちな栄養素を補う成分(ダイオウ、ソウジュツ、呉茱萸、ビタミン群、パントテン酸カルシウム)、自律神経調節作用を持つ成分(カノコソウ、茯苓、香附子、半夏、コウカ)、血流改善作用を持つ成分(トウキ、センキュウ、コウカ)、滋養強壮作用を持つ成分(人参、桂皮、タウリン)でできています。

通常のクリニックなどの処方で使用される漢方製剤の多くはエキス剤といって生薬(漢方の原料になるもの)を煎じたものを粉末にしているのですが、こちらは様々な生薬をエキスにせず粉末にしたものを使用しています。更年期障害でもよく使用される三大漢方処方といわれる『当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遙散』の配合を中心に鎮静や滋養強壮など種々の作用の生薬で構成されています。

一カ月の料金は3000円弱です。

ルビーナ(連珠飲)

水分代謝や乱れた自律神経の働きを整える苓桂朮甘湯と血のめぐりをよくして体を温める四物湯という漢方製剤をそれぞれ合わせたものです。トウキ、芍薬、センキュウ、地黄、茯苓、桂皮、ソウジュツ、甘草でできています。命の母と共通する生薬がありますね。江戸時代に編み出された処方だそうで、歴史は長いです。

一カ月の料金は約3000円です。

イソフラボン

高濃度のフィトエストロゲン(ダイゼイン、ゲニステイン)が含まれており、それによりエストロゲン作用を示すと考えられています。

更年期症状はわずかな改善にとどまりますが、心血管系、骨代謝には一定の効果が認められています。容量以上の内服は健康被害の可能性もありますので用法容量を守りましょう。

その他

レッドクローバー、ブラックコホシュ、ザクロ、ローヤルゼリーなど、ハーブ、サプリメント類は多々ありますが、明確な有効性のデータは極めて少ないので、自分に合ったものがあれば補助的な位置づけで使用する、といった程度に考えておくことが良さそうです。

プラセンタ製剤

現在更年期障害への保険適応があるのはメルスモン(注射薬)です。作用機序は解明されていないものの『細胞呼吸促進、創傷治癒促進、抗疲労などの諸作用が認められており、これら多種多様の生物学的活性作用が広汎な生体過程への賦活作用を示し、組織細胞の新陳代謝を高め、身体の異常状態を正常化するものと推測される。』という記述が見られます。自費診療分野では美肌の効果などを期待して使用することがあります。

原料はヒトの胎盤であり、規定の塩酸加熱処理と高圧蒸気滅菌処理により滅菌を行っており、安全性は非常に高いものではあります(発売以来感染症の報告はありません)が、この条件下でも滅菌できない未知のウイルスなどがあった場合、それによる感染の可能性を排除できないという注意書きがあります。そのため、本剤を使用する場合は、その使用について20年間の保存義務が生じることと、献血ができないという点が重要事項です。

また、製造の過程でアルコール製剤が微量ですが含まれているので、アルコールアレルギーのある方も使用はできません。

当院では、プラセンタ配合ドリンク(クラシエ薬品 プラセンタボンリッチ)を取り扱っております。原料は、国産ブタ由来プラセンタエキス粉末です。衛生面に配慮した農場で飼育・管理し、農場による原料証明書が発行された健康なブタの胎盤だけを使用しています。万一、ブタ由来の感染ウイルス及び微生物が混入した場合に備え、ウイルス及び微生物に対する不活化処理が確認された製造ラインで原料を製造しています。

プラセンタボンリッチ | クラシエのプラセンタ (kracie.co.jp)

アロマテラピー

心地よいと感じる香りを楽しみ、リラックス効果、マッサージによる血流改善などにより効果が見られます。症状の緩和のためなどの補完・代替医療の1つです。

小児、妊娠中の方、小動物などへの悪影響が懸念されるケースもありますので、使用に際しては専門家の指導のもと使用しましょう。

  • イランイラン…不安感、イライラ感、不眠、乾燥肌の方に
    効能:抗うつ作用、催淫作用、鎮静作用、血圧降下作用、抗炎症作用
  • カモミール・ローマン…不眠、不安、肩こり、眼の疲れ、かゆみ、シミが気になる方に
    効能:催眠作用、鎮静作用、強壮作用、抗炎症作用
  • クラリセージ…不安感、不眠、冷え、肩こり
    効能:抗うつ作用、催淫作用、鎮静作用、子宮強壮作用、通経作用
  • サイプレス…顔のほてり、のぼせ、過度の発汗、冷え、腰痛、肩こり
    効能:鎮静作用、抗リウマチ作用、収れん作用、鎮痙作用、利尿作用
  • ゼラニウム…不安感、しわ、シミ、乾燥肌、過度の発汗
    効能:抗うつ作用、強壮作用、抗炎症作用、抗真菌作用、収れん作用
  • ラベンダー…不安感、不眠、腰痛、冷え、かゆみ
    効能:鎮静作用、抗炎症作用、殺菌作用、鎮痛作用、癒傷作用

運動療法

適切な運動習慣は更年期症状の緩和にも役立ちますし、更年期以後に生じる生活習慣病の対策としても有用です。有酸素運動(早歩きやジョギング、サイクリングなどの、心拍を軽度上昇させるがハードすぎず、酸素を十分に取り入れながらできる全身運動)とストレッチなどを組み合わせ、無理なく続けられる運動を行いましょう。

食事療法

バランスの良い食生活は更年期以後の体調管理にもつながりますので、是非続けていきたいものです。主食からエネルギーを、主菜からたんぱく源を、それに加えてビタミン、ミネラル、食物繊維、カルシウムなど、不足しがちな健康に必要とされる栄養源を補充していきましょう。大豆にはイソフラボンが含まれていますので、積極的に摂取していきたいですね。

更年期の治療はいつ開始するの?

更年期障害の治療の目的は大きく二つあり、一つは症状の緩和と疾患治療、もう一つはエストロゲン欠乏に伴う症状のリスク低下とヘルスケアです。

ホルモン補充療法に関しては、閉経から年数が経過しすぎて60代に入ると脳卒中リスクが上昇することがあり、推奨できません(漢方など他の治療をお勧めします)。また、ホルモン補充療法は、治療を継続して5年を経過するとわずかに乳がんリスクが上昇しますので(子宮摘出後の方のエストロゲン補充のみの場合にはリスク上昇はありません)、そこでリスクとベネフィットを考慮し継続するか否かをひとりひとり検討するようにとガイドラインでも述べられています。これらを検討すると、40代半ばを中心に軽度の変化を感じたらまずは食事や運動、サプリメントなどの比較的試してみやすい対策を行い、改善がない、つらい、など医学的な介入の必要を感じた時点で受診、症状の内容によってホルモン補充、漢方などを選択してゆくのが良いかと思います。

また、HRTの治療は遅くても閉経後10年未満もしくは60歳未満までに始める事が推奨されています。理由としては、それを過ぎると冠動脈疾患リスクが上昇すること(ただし子宮摘出後のエストロゲン単独補充の場合はリスク上昇しない)、血栓症リスクが上昇すること(年齢が上昇するごとにリスク上昇)、65歳以上での認知症発症リスク増加が報告されているからです。心筋梗塞の発症リスクを下げる観点からは閉経後2年以内の開始が望ましいという報告もあります。これらを総合し、閉経後早期の治療開始が推奨されています。現在閉経していないが症状がある方、閉経したがHRT希望のある方は早期に治療を開始されることがおすすめです。

更年期で受診したらどんな検査が必要?治療の流れは?

更年期症状の治療をご希望で受診の場合、まずは問診で症状について詳しく調べます。

以下がHRTガイドラインに記載されている検査ですが、設備などにより院内で行うことのできない検査もあり、検査内容は医療機関により異なります。

  • 血圧、身長、体重測定
  • 一般的な血液検査(血算、肝機能や脂質、血糖値など)
  • 子宮頸部細胞診(半年以内)、子宮内膜細胞診(半年以内)、経腟超音波検査
  • 乳房の検査(マンモグラフィや乳腺超音波検査などの画像検査)
  • その他、骨密度、腹囲、甲状腺、心電図、血液凝固能の検査、その他の生化学採血検査、ホルモン採血、心理テストなどがオプション検査となることがあります。

処方の際の禁忌事項に該当しないか確認したら、処方を行います。2週間~4週間、まずは試してみて経過を聞いていきます。調子が良ければ最大3ヶ月程度まで処方が可能となることが多いでしょう。来院の度に症状については確認し、改善の指標にします。

ホルモン補充療法のメリットとデメリットについて詳しく知りたい

女性ホルモンであるエストロゲンの補充によって、更年期特有のエストロゲン欠落症状を改善させる治療です。ほてりや発汗などの血管運動神経症状に特に効果があります。

ガイドラインに記載されている、ホルモン補充で期待される効果は多岐にわたります。ホットフラッシュ、寝汗、性機能障害、不眠、膣乾燥感、記憶力低下、頻尿、高度な更年期症状を有する場合のイライラや不安、不快感などの精神的症状(中等度の更年期障害の場合には有意な改善効果は認めず、向精神薬やカウンセリングなどの効果が高い)、関節痛、四肢痛などの改善、骨密度増加、骨折予防効果、脂質代謝の改善、糖代謝の改善、血管内皮機能の改善、皮膚結合組織の弾性改善、反復性尿路感染症の予防、性交痛改善、大腸がんリスク低下、胃がんリスク低下、食道腺がんリスクの低下、口腔乾燥感の改善の可能性など、投与経路によって少し違いはありますがあらゆる症状への効果があります。

逆にデメリットとしては、投与初期に不正出血、乳房痛などの症状が10%程度の方に生じます。この症状は継続するうちに消失してゆき、五か月目では症状を認める方はほとんど見られなくなります。HRTで増加する可能性のある疾患としては、冠動脈疾患、脳梗塞、静脈血栓塞栓症、乳がん、卵巣がんがあげられています。

冠動脈疾患に関しては、閉経後10年以上の方でわずかに上昇するが10年未満ではむしろリスク減少するというデータが出ています。脳梗塞に関しては、閉経後10年以上の方でわずかに上昇するが10年未満ではむしろリスク減少。経皮製剤ではリスク増加しない。経口製剤でも低用量で行うとリスク増加しないというデータが出ています。

静脈血栓塞栓症に関しては、経皮製剤ではリスクが上昇しないこと、加齢と肥満がリスク因子であること、エストロゲン単独より黄体ホルモン併用の方がリスク上昇することなどが報告されています。

乳がんの発生に関しては、5年未満のHRT施行では有意なリスク上昇はないということが最近の研究で明らかになってきました。使用する黄体ホルモンの種類でリスクは変わってくる(ジドロゲステロンではリスク上昇はない)こと、周期的エストロゲン+黄体ホルモン併用療法ではリスク上昇しない可能性があること、エストロゲン経皮製剤では乳がんリスクが増加しない可能性が示されており、当院はそれに沿ったリスクが低い投与法を選択しています。

卵巣がんに関しては、漿液性がんと類内膜がんのリスク上昇の可能性が示されています。1000人あたりの罹患数で一人増加する程度の上昇という報告があります。まずは定期的な超音波検査と自覚症状(腹部膨満感、下腹部が出てくるなど)の確認は欠かさないことが早期発見に重要でしょう。

また、治療介入が必要になる可能性は高くないですが、子宮筋腫は増大の可能性があります。子宮内膜がんリスクは、黄体化ホルモンの投与を行うことでリスクは上昇しません。 子宮内膜症の再燃リスクに与える影響は小さいですが、HRTの有無にかかわらず、子宮内膜症性嚢胞は悪性転化による卵巣がん発症の可能性があるため適切な管理が必要です。 片頭痛は悪化する場合がありますが、持続的投与法、経皮投与法でリスクを減らせる可能性があります。悪化による日常生活への支障がある場合は中止します。

そのほかには、海外での報告ですが、子宮頸部腺がん(5年以上のEPTでリスク上昇)、髄膜種(EPTではリスク上昇なし)、基底細胞がん(皮膚がん全体としてはHRTによるリスク上昇なし)などのリスク上昇の可能性に関する報告などがあります。

ホルモン補充療法の種類はどんなものがあるの?

ホルモン補充はエストロゲンと黄体ホルモンという二種類のホルモンを使用するEPT(エストロゲン・黄体ホルモン併用療法)と、エストロゲンのみを補充するET(エストロゲン補充療法)の二種類に分けられます。使い分けとしては、手術などで子宮を有しない方にはET、子宮のある方にはEPTとなります。理由は、エストロゲンのみを作用させると子宮内膜が増殖し子宮内膜の過形成や発がんリスクを生じるためです。例外として、膣内に少量のエストロゲン製剤を使用する局所療法の場合は黄体ホルモンの併用は不要です>

また、周期的投与法と持続投与法があり、それぞれの特徴とメリット・デメリットを考慮して投与法を決定します。一般的には閉経後早期や閉経周囲期の方には周期的投与法、閉経後後期では持続投与法を考慮します。周期的投与法では定期的に出血が起こり、持続投与法では定期的な出血は起こさないものの投与開始から数カ月は不正出血が生じます。黄体ホルモンを使用した後にたいてい月経様の出血がありますが、ないこともあります。閉経前後の方の中でも経口、経皮いずれも通常投与量より少ない容量のエストロゲン製剤でも血管運動神経症状の改善や骨密度の増加効果は見られ、性器出血をはじめとする副作用を減らすことができると報告されているため、症状が強くない場合やリスクが懸念される場合などは低用量から開始することがあります。

投与法別の特徴

周期投与法 持続投与法
性器出血 定期的に出血が起る 定期的な出血はないが不正出血が最初の数カ月に見られる
時期 閉経周囲期、閉経後早期に向く 閉経後時間が経過した場合に向く
メリット 大脳血流量増加し好影響
乳がんリスクわずかに低い
子宮内膜がん、子宮内膜増殖症の発生リスクが少ない
デメリット 月経が起こるわずらわしさがある 心筋梗塞発症リスク増

投与方法の例

エストロゲン単独療法

持続的投与方法

連日投与

エントロゲン
間欠的投与方法

21~25日投与、5~7日休薬

エントロゲン
エントロゲン

エストロゲン・黄体ホルモン併用療法 

周期的併用投与法

(1)間欠法
エストロゲン:21~25日投与、5~7日休薬

エントロゲン
エントロゲン
黄体ホルモン
黄体ホルモン

黄体ホルモン:10-12日併用

(2)持続法
エストロゲン:連日投与

エントロゲン
黄体ホルモン
黄体ホルモン

黄体ホルモン:12-14日併用

持続的併用投与法

エストロゲン&黄体ホルモン:連日投与

エントロゲン
黄体ホル

エストロゲンって何?閉経ってどんな状態?

女性の一生はホルモンによる影響を多大に受けます。いわゆる女性ホルモンと言われるものにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。これらは卵巣から産生されるホルモンです。エストロゲンはさらに三種類に分かれ、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)に分類されます。エストラジオール(E2)がエストロゲンの中で最も活性が強く、性成熟期の主要エストロゲンであり約60%を占めています。

「閉経」とは、卵巣機能が次第に消失し、月経が永久に停止した状態をいいます。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、月経が来なくなった時点を閉経と定義しています。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差はあります。子宮の手術などで子宮を摘出したため月経の有無で卵巣の活動性が判断できない方では、ホルモン採血を判断基準にすることもあります。

更年期症状を緩和するための日常生活での注意点は?

まずは、ストレスの軽減をはかり、適切な睡眠をとり、適切な運動をし、適切な栄養を摂ることが重要です。可能なことから始めてみましょう。

第六項にも少し記載していますので、そちらもご覧ください。
更年期に推奨される食生活のポイントは、①バランスの良い食事、②代謝に応じたカロリー量を守る、③肉や油を控え、魚や野菜や豆類を摂る、④カルシウムを積極的に摂る、⑤イソフラボンを含むため大豆製品を積極的に摂る、⑥抗酸化物質を積極的に摂る(ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、カテキンなど)⑦食物繊維を積極的に摂る、⑧塩分を控える、⑨間食は控えめにする、などとなります。更年期症状を防ぐという点に加え、更年期に増えてくる生活習慣病の予防という側面もありますので、健康寿命を延ばす工夫として続けていけると良いですね。

更年期症状かも知れない場合、何科を受診したらいいの?

更年期症状は多岐にわたりますが、類似の症状を示す疾患として、頻度の高いものには甲状腺機能障害とうつ病があげられます。更年期障害と診断をする前に、専門的な検査や血液検査などを行い、更年期障害以外の病気によって生じている症状ではないことを確認しておくことがまず重要です。もちろん婦人科をご受診、ご相談頂けると更年期障害の治療介入はスムーズです。

他、下記に症状別の該当する受診科目を表示します。
頭痛・・・脳神経外科、頭痛外来など
めまい・・・耳鼻科、脳神経外科など
うつ状態、不安、不眠など・・・精神科、心療内科など
動悸・・・甲状腺内科、循環器内科など
息切れなど・・・呼吸器内科、循環器内科など
肩こり、腰痛、関節痛など・・・整形外科など
手の関節の腫脹やこわばりなど・・・整形外科、リウマチ科など
疲れやすい、だるい・・・甲状腺内科、心療内科など
吐き気、胃もたれ・・・消化器内科など
尿失禁・・・泌尿器科など
ドライアイ・・・眼科など

ホルモン補充療法は不安…

なんとなくホルモン補充療法のリスクが気になる方は、もしかするとかつてのWHI(Women’s Health Initiative)という米国で行われた中高年女性の健康に関する大規模臨床研究の結果に関する報告の影響かもしれません。この臨床研究は1991年より米国で実施された、50~70歳の閉経後女性161,808人を対象にした大規模な研究です。生活保健習慣と、がん・心血管系疾患・骨粗鬆症の発生との関連を検討したものです。そちらの中間報告として、HRTは心血管系疾患、乳がん発生リスクをあげるということが判明し、研究は途中で終了し、そのことが報告されました。その結果、日本でも女性たちに不安が広がり、HRTの使用が減少していきました。しかしその後、このWHI中間報告の問題点として、研究対象者が、①高年齢(HRTの平均開始年齢:63歳)、②肥満(平均BMI 28.5かつ1/3がBMI≧30の肥満)、③喫煙(約半数が喫煙経験者)、④生活習慣病患者が多い(35%が高血圧症)など、そもそものHRTを開始する対象としてはリスクが高い群であることが判明しました。この分布は日本人女性の更年期障害治療を開始する群とは類似しないため単純にHRTはハイリスクとは言えないということが最近の研究では判明しています。

HRTには様々なメリットがあり、デメリットはハイリスク群に注意し治療法や投与法・投与量を変更することで最小限にすることが可能です。治療を比較的早期に開始すること、エストロゲン補充の際に黄体ホルモン製剤を使用することにより子宮内膜がんや子宮内膜増殖症のリスクを抑えられること、乳がんリスクは閉経後5年以上のエストロゲン黄体ホルモン併用HRTによってわずかに増加するが、内服中止でリスクは消失してゆくし、黄体ホルモン製剤をジヒドロゲステロン(デュファストン)にすることでほぼリスクは上昇しないと言えること、血栓症リスクは経皮製剤を使用することでリスクは上昇しないと言えること、これらが徐々にわかってきました。

HRTを行う場合、受診時には毎回症状の変化と治療継続可否の判定、血圧、体重、肝機能と脂質を含む血液検査を年1~2回、婦人科検診(子宮頸がん検診、子宮体癌検診、経腟エコー)、マンモグラフィを含めた乳癌検診を年に一回行うことが推奨されており、これによってより安全にHRTを行うことが可能です。

もちろん、メリットを上回るデメリットが生じた場合には中止が必要となりますし、HRTを行うことができない方もいらっしゃいます。ご不安な点があれば、HRTではない漢方療法などをはじめとする治療法の選択肢もありますので、症状を我慢せずにご相談されることがまずは大切だと思います。

更年期障害の漢方療法について詳しく知りたい

更年期障害の保険適応となっている漢方薬は、柴胡桂枝乾姜湯、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、温清飲、五積散、通導散、温経湯、三黄瀉心湯。女神散、四物湯、川芎茶調散、桂枝茯苓丸加薏苡仁です(婦人科外来診療ガイドラインより)。また、更年期障害全体にではなく、例えばイライラ、冷え、口渇、浮腫、頭痛、消化器症状、など、その方の症状に対して処方することのできる漢方薬はこれ以上に存在します。これを、症状やご本人の体力や体質に合わせて選んでいきます。

証というのが漢方での体質の分類のようなものです。証にはいくつかありますが、ここでは虚実、寒熱について分類されたものを記載しました。虚実は急性疾患では病を跳ね返す力の強弱、慢性疾患では平素の体力の強弱で判定します。それぞれの力が強いものが実証、弱いものが虚証、間が中間証です。また、寒熱は本人の自覚症状で判断します。それぞれ、寒・中等・熱と分類されます。

安全性は比較的高いと考えられますが、副作用のない薬はなく、低カリウム血症、肝障害、間質性肺炎などの重篤な合併症には注意が必要です。特に間質性肺炎は頻度は低いものの発症した場合は速やかな服薬の中止と受診が必要ですので、発熱・咳・呼吸困難などの症状があれば速やかに主治医に相談し服薬を中止しましょう。

最初に、婦人科領域で処方されることの多い三大処方と言われるものが当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸です。これらは漢方用語で瘀血といって血の滞りを示す症状に効果的な処方です。 以下の処方は、更年期症状や血の道症で適応のある漢方薬に加え、当院で使用することのある主な漢方処方について示しました。

当帰芍薬散 トウキシャクヤクサン

やせ、色白、冷え、虚弱体質、頭痛、めまい、肩こり、浮腫傾向である方に適します。利水作用のある生薬が多く含まれています。

加味逍遙散 カミショウヨウサン

症状が多岐にわたる場合に適する、更年期の代表的な処方です。構成生薬の中に、ほてりをさますものや『気』の異常を正すものがあります。弱い下剤作用があるので下痢気味の方には使用しづらいものです。

桂枝茯苓丸 ケイシブクリョウガン

当帰芍薬散よりも体力があり充実している『実証』タイプの方に使用します。冷えのぼせ中心で精神症状は軽度のものに効果的です。

柴胡桂枝乾姜湯 サイコケイシカンキョウトウ

虚症、中等~熱証に適し、細かいことが気になる方に向きます。漢方の安定剤である柴胡が6gと多く、牡蛎を含むので精神安定作用に優れます。乾姜を含み、温める作用もあるので下半身の冷えの症状にも効果的です。

温清飲 ウンセイイン

中間証に適し、冷えに効く黄連解毒湯とのぼせに効く四物湯を組み合わせたものです。更年期では首から上ののぼせと手足の冷えが生じることも多く、効果的です。ちなみに黄連解毒湯は苦い事でも有名な処方です。

女神散 ニョシンサン

中間証、中等症に適し、抗不安作用が強い処方です。落ち込みなどが強い方に処方します。産前産後の神経症や月経不順にも処方されることがあります。

四逆散 シギャクサン

中間証、熱証の方で、ストレスからのイライラの症状が強い方に処方します。抹消の冷えがある方なども適しています。

五積散 ゴシャクサン

虚証、寒証の方に適し、冷えや頭痛、関節痛、胃痛など様々な適応があります。

通導散 ツウドウサン

実証、熱証に適し、体力があり下腹部に圧痛があり便秘しがちな体質の方に向きます。高血圧で頭痛、めまい、肩こりのある方にも適しています。

温経湯 ウンケイトウ

虚弱な体質で唇などの乾燥がみられるタイプの方の症状に適しています。皮膚の乾燥やそれに伴う諸症状にも効果的です。

三黄瀉心湯 サンオウシャシントウ

 実証、熱証、体力があり、のぼせ気味で顔面の紅潮があり、精神不安と便秘傾向のある方向きです。

高血圧に伴うのぼせ、肩こり、耳鳴、頭重、不眠、不安などにも適応があります。

四物湯 シモツトウ

中間~虚証の方に適し、皮膚が枯燥し色つやが不良で胃腸障害がない方に向きます。産後の疲労回復や貧血、冷え性、しみ、しもやけなどにも処方されることがあります。

川芎茶調散 センキュウチャチョウサン

中間証、中等~熱証の方に適し、風邪の初期や悪寒・発熱のある時にも使用適応があります。

桂枝茯苓丸加薏苡仁 ケイシブクリョウガンカヨクイニン

中間~実証に適し、体力があり、時に下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足が冷える症状などに効果があります。にきび、しみ、手足のあれなどにも有効です。

抑肝散化陳皮半夏

虚~中間証の方の、神経症や不眠症など、神経が高ぶるものの症状に適する。

柴胡加竜骨牡蠣湯

実証、熱証、元々体力のある方の心悸亢進、不安、不眠、いらだちなどの神経症状に効果的です。

桂枝加竜骨牡蛎湯 ケイシカリュウコツボレイトウ

虚証、中等症に適し、不安からの動悸などに使用されることがあります。

木防已湯 モクボウイトウ

虚証、熱証、顔色がさえず、咳を伴う呼吸困難があり心臓株に緊張気重圧感がある方に効果的です。更年期障害で動悸が気になる方に効果が見られることがあります。

酸棗仁湯 サンソウニントウ

虚証、中等証に適し、心身が疲れ弱って眠れない症状などに効果的です。

甘麦大棗湯 カンバクタイソウトウ

虚~中間証、中等証に適し、喜怒哀楽の激しい落ち込み、不安に効果を認めることがあります。

加味帰脾湯 カミキヒトウ

虚弱体質で血色が悪い方の貧血、不眠、精神不安、神経症などに効果があります。 ほてりをしずめ、だるい体を元気にする効果もあります。

漢方セラピー|治すチカラが目を覚ます。|クラシエ (kracie.co.jp)

閉経後の膣・外陰部の不快症状の治療法について知りたい

周閉経期から閉経後では、エストロゲンの低下のため膣内環境は劇的に変化します。膣上皮の細胞は徐々に萎縮し、分泌物は減少します。膣内を正常に保っている常在菌は減少して膣の自浄作用は低下していきます。pHは中性に近づき、膣炎の原因菌が繁殖したりします。不正性器出血、性交痛、接触出血、掻痒感、灼熱感の訴えなどが増えてきます。

まずは感染、炎症、原因病変、骨盤臓器脱がないことを確認します。局所の保湿剤を使用しますが、逆にこれが刺激になり悪化することもあるので注意が必要です。

料金表

血液検査 4,000円
エコー検査 4,000円
子宮頚がん検査 4,000円
子宮体がん検査 4,000円
プラセンタ配合ドリンク 1か月 11,000円

※全てのお会計にクレジットカード、交通系電子マネーご利用頂けます。
「VISA / mastercard / JCB / AMEX / Diners / DISCOVER / Suica / PASMO / WAON / nanaco」