アフターピル（緊急避妊薬）

アフターピル（レボノルゲストレル）について

アフターピルは早めの内服を！

下記の表は避妊率を表したものになります。LNGがレボノルゲストレルになりますが、避妊に失敗してから24時間以内にアフターピルを内服すると95％の避妊効果がありますが、時間がたてばたつほど避妊効果が下がることがわかります。

アフターピルを配送してもらうサービスも増えてはいますが、効率的に避妊するためにはなるべく早くお近くの婦人科を受診し、アフターピルを内服されることをお勧めします。

出典：日本産科婦人科学会

アフターピルの仕組み

十分には解明されていませんが、受精卵の着床を阻害するというよりは、排卵の抑制や遅延が主な作用と言われています。アフターピルを排卵前に内服することによって5～7日間排卵が抑えられ、その間に女性性器内の精子が受精能力を失うと考えられています。

アフターピルの副作用

「レボノルゲストレル」の副作用は以下のようなものがあります。

• 吐き気（2％）
• 腹痛などの胃腸障害（3％）
• 頭痛（1.38％）
• 不正出血（1.21％）
• 眠気などの神経系障害（2.6％）

授乳中の場合は、内服後24時間は授乳を避けてください。次の生理は予定日より多少ずれてくることが多いですが、予定日より1週間以上遅れた場合は妊娠検査をしてください。

アフターピルに関してのFAQ

• 次の生理は予定通りに来ますか？

  生理が予定日より早く来たり、遅く来たり、ずれることがあります。アフターピルを内服しても3週間以上生理が来ない場合は妊娠検査薬で確認することをおすすめいたします。

• 他の薬と一緒に内服しても大丈夫ですか？

  抗けいれん薬、HIV治療薬、セイヨウオトギリソウ含有食品と一緒に内服するとアフターピルの効果が下がりますが、それ以外のお薬は一緒に内服できます。

• アフターピルを内服した後に生理のような出血（消退出血）があれば避妊できたということでしょうか？

  出血の有り無しで、避妊に成功したかどうかを判断することは難しいことがあります。なぜかというと妊娠していても生理のような出血がおこることがあるからです。心配な場合は、避妊に失敗した日から3週間あけて妊娠検査薬で確認することをおすすめいたします。